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【夫婦・家族・終活】終活への温度差、どう埋める?|「まだ早い」と言う相手との話し方

ど〜も!行政書士の大川です。

私は名古屋市中川区で、相続手続きや遺言書作成、終活に関するご相談をお受けしています。

親御さんが70代、80代になると、お子さんから

「そろそろ今後のことを話しておきたい」

という声を聞くことがあります。
ところが、お子さん本人、そして父と母の考えが同じとは限りません。

「子どもに迷惑をかけないよう、今のうちに準備しておきたい」

という方もいれば、

「まだ元気なのに、そんな話はしたくない」

という方もいらっしゃいます。

娘さんからのご相談でご自宅に伺ったとき、娘さんとお母さんは積極的に今後のことを話しているけれど、お父さんは難しい顔で、黙って話を聞いている。
そんな場面もたま〜にあります。

娘さんとしては、「お父さんも一緒に考えてよ!」と言いたくなるかもしれません。
しかし、その場で結論を出そうとすると、かえって話しづらくなってしまうこともあります。

終活について話したくない理由は、人それぞれです。
まだ必要ないと思っているのかもしれませんし、自分が年を取ったことを意識したくないのかもしれません。
何から考えればいいのか分からず、黙っている場合もあるでしょう。
こういうときは、まず「どうして分かってくれないの?」と考えるよりも、それぞれが何を気にしているのか、少しずつ聞いてみることが大切です。

ご夫婦の一方からご相談をいただくこともあります。

「夫がこの先動けなくなったら…」
「自分が先に亡くなってしまったら…」

とても現実的なお悩みですが、まだ元気な相手を前にお話を切り出すのは少し難しいかもしれません。
ご夫婦だけでは話が進まないとき、先ほどのように、お子さんが一緒に話すのもひとつの方法です。
相手が信頼している兄弟姉妹などが、話すきっかけを作ってくれることもあるでしょう。

それらが難しい場合は、私のような専門職が第三者として立ち会い、それぞれのお話を伺いながら整理していくこともできます。

ただし、家族みんなで一人を説得する形にはしたくありません。
お子さんやごきょうだい、立ち会う私の役割も、当事者であるご夫婦に答えを出させることではなく、お気持ちを聞いて確認し合うことだと思います。
その中で、ご本人たちそれぞれの気持ちを確かめながら、ご家族に合った進め方を一緒に考えています。

お子さんからのご相談で、たとえば、親に遺言を書いてほしいな〜というとき。
「遺言はどうするの?」
という話が難しければ、もっと身近なところから始めてみるのもひとつの手です。

【遺言書】親に遺言書を書いてもらいたい!そんなとき、まずしてほしいこと | 遺言について | 行政書士シオン法務事務所
↑↑以前書いた親に遺言を書いてほしい子どものための記事です↑↑

ご夫婦間であっても同じです。

・入院することになったら、誰に連絡してほしいのか
・大切な書類はどこに置いてあるのか
・普段の支払いは、どちらが何を管理しているのか

こうしたことを普段から夫婦で共有しておけば、いざというときに相手が困りにくくなります。
また、情報を共有する中で、

「だから今のうちに話しておきたかったんだね」

と、相手の心配が伝わることもあります。

終活への温度差を、一度の話し合いでなくそうとする必要はありません。
日々の情報共有を重ねながら少しずつ埋めていく方が、お互いの考えを理解し、納得して話を進めやすくなることもあります。

当事務所でご家族のお話を伺うときも、最初から皆さんの意見をひとつにまとめようとはしません。
まずは、それぞれに希望や心配事を出していただきます。

そのうえで、ご本人に、今考えている希望を手書きで書き出していただくこともあります。
口に出しているときには「これでいい」と思っていたことも、自分の文字になったものを見ると、

「本当にこれでいいかな?」
「ここは少し違うかも」

と、改めて考えるきっかけになります。

もちろん、書いたとおりに決めなければいけないわけではありません。
途中で考えが変わってもかまいません。
書くことは、その時点での気持ちを確かめるための方法のひとつです。

そうして一人ひとりの希望を確かめてから、もう一度、ご家族で共有します。
そこで初めて、お互いに思い込んでいたことや、聞けていなかった気持ちに気づくこともあります。

父と母、ご夫婦それぞれで、終活への気持ちが違っていても大丈夫です。
まずは話せることから話し、知っておきたいことを共有しましょう。
準備したい方は、ご自身の希望を整理するところから始められます。

行政書士シオン法務事務所では、遺言書作成をはじめとする終活支援を承っております。
ご家族だけでは話しにくいときは、私も立ち会ったうえでお話を伺っています。

「まだ何を決めるか分からない」

という段階でも、今、何が心配なのかを一緒に整理していきましょう。
お気軽にお声掛けくださいね。

ではまた!

行政書士 大川

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