
2026/09/07
【終活】もしペットより先に自分が亡くなったら?|ヨウムの長寿から考える「ペットのための終活」
ど〜も!行政書士の大川です。 皆さんは「ヨウム」という鳥をご存じでしょうか。 私はもともと動物が大好きで、猫に次いで鳥が好きです。なかなか触れる機会がないため、たま~に掛川花鳥園まで足を伸ばして鳥に癒されています。実際に […]
2026/09/07

ど〜も!行政書士の大川です。
皆さんは「ヨウム」という鳥をご存じでしょうか。
私はもともと動物が大好きで、猫に次いで鳥が好きです。
なかなか触れる機会がないため、たま~に掛川花鳥園まで足を伸ばして鳥に癒されています。
実際にお迎えしたのは幼少期のセキセイインコのみ……という鳥素人ではありますが、一時期いろんな鳥について調べていたことがありました。
その中でヨウムという鳥に出会います。
私はまず、その寿命の長さに大変驚きました。
非常に長生きする鳥で、飼育下では50年以上生きることもあるそうです。
ヨウム – 那須どうぶつ王国
↑↑ヨウムに関するページです↑↑
「50年……?」
思わず計算してしまいました。
自分が20歳のときにお迎えしても70歳、30歳なら80歳、私の今の年齢なら50年後は92歳……!?
「この世にもういないかも……」
と、そのときは思考をストップしてしまいましたが、人間でも50年先のことなんて、なかなか想像できません。
ましてや、自分が飼っている鳥が、自分より長く生きる可能性がある。
そう考えたとき、
「もし、私が今の年齢でヨウムをお迎えして、その子を残して自分が先に旅立ってしまったら、どうなるんだろう」
という思考に至るのは、当然のことですよね。

ヨウムはちょっと長生きのレベルが段違いですが、犬や猫など、私たちが家族として一緒に暮らしているペットも、飼い主より先に亡くなるとは限りません。
飼い主が病気や事故で突然亡くなる可能性はゼロではありませんし、長期間の入院などで、自分でお世話ができなくなることもあります。
「何かあったら家族にお願いしよう」
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
同居の家族がいる方は、その点については少し安心かもしれません。
しかし、家族も自分と同じように年を重ね、人生のステージによって生活環境が変わっていくものです。
自分より下の世代にバトンタッチ……ということもあるでしょうが、その家族は本当にペットを引き取れるでしょうか。
住んでいる場所や仕事、アレルギーなどの事情で難しい場合があるかもしれません。
そして、ペットの性格や持病、普段食べているもの、かかりつけの動物病院などの情報を引き継げないまま「その時」が来てしまったら……
私自身、現在15歳になるおばあちゃん猫と暮らしています。
ヨウムのように50年、60年と長く生きる動物ではなくても、「この子より先に自分が亡くなる可能性」をなくすことはできません。
そう考えると、これは決して他人事ではありませんね。
我が家には娘がいますが、娘には娘の生活があり、これからの人生があります。
そこに「よろしくたのむ!」と乗っからせてしまって良いものか……
そう考えると、答えの出ない問いに身悶えしたものです。
そのときは、とりあえず「自分の健康にだけは気をつけるしかない!」という、不確定な答えが出ました。

それから数年が経ち、私は行政書士になりました。
専門業務は、相続手続きや終活支援です。
実際に業務を行い、勉強していく中で、私は「ペット信託」という仕組みがあることを知りました。
ペット信託とは、飼い主にもしものことがあった場合に備えて、ペットの飼育に必要な財産を確保し、その財産をペットのために使ってもらえるよう、あらかじめ仕組みを整えておく方法のひとつです。
単純に「ペットのためにお金を残す」というだけではありません。
・誰に飼育をお願いするのか
・どのような環境で暮らしてほしいのか
・食事や運動はどうするのか
・病気になったときの治療はどうするのか
・そのためのお金をどのように管理するのか
・飼育状況を誰が確認するのか
こうしたことを、元気なうちに考えておくことが大切です。
そして、ペット信託を考えるときに大切なのは、
「自分が亡くなったあとも、この子が安心して暮らせるか」
という視点だと思います。
「お金を残しておけば大丈夫」ではなく、その子がどんな生活をしていて、何を好み、どんなことに気を付けなければならないのか。
飼い主にしか分からないことも、たくさんありますよね。
だからこそ、元気なうちに準備しておく意味があります。

私は、我が家の猫のことは「ペット」というより「家族」という感覚が強いです。
同じように考えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
「家族」だからこそ、「自分がいなくなったあと、この子はどうなるだろう」と考えておくことも、飼い主としてできる終活のひとつです。
ヨウムの寿命の長さに驚いたことから始まった今回の話ですが、最後には我が家の猫のことで頭がいっぱいになりました。
「まだ元気だから大丈夫」ではなく、元気な今だからこそ考えておく。
それは、自分のためだけではなく、大切な「家族」のための準備でもあります。
行政書士シオン法務事務所では、ペット信託を含む終活に関するご相談を承っています。
「今のうちに考えておきたい」
そんなお気持ちを大切にしながら、それぞれのご事情に合わせた準備を一緒に考えていきます。
お気軽にお声掛けくださいね。
ではまた!
行政書士 大川

2026/09/07
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